入荷のお知らせ

SHIROM EIJUN A POINT OF VIEWオンライン個展同時開催のお知らせ

Galleryはらいそ識名園特別企画

【城間栄順米寿記念】SHIROMA EIJUN A POINT OF VIEW

概要

2022年3月に米寿を迎える城間びんがた工房15代目城間栄順氏が帯や着尺以外に描き続けてきた栄順氏の視点を通じて描かれる沖縄の風景をGalleryはらいそ識名園にて期間限定で展示販売いたします。

つきましては、遠方の方にもこの希少な機会をご堪能いただくべくオンライン個展も同時開催することにいたしました。

2022年は沖縄本土復帰50周年という記念すべき年です。戦火で全てを失いかけた琉球びんがたを城間家をはじめとする有志たちが復興へと導いてきた背景があって今の琉球びんがたは伝統工芸として受け継がれています。沖縄の風土だからこそ出せる鮮やかな色彩。城間栄順氏による自由でおおらかな作風の原画をぜひ間近で体験してみてください。

会期 2022/2/24-3/8 (期間中 水曜日休)

時間 11:00〜

城間栄喜 琉球張子玩具

【琉球びんがたとは】

琉球王国として約450年栄えた沖縄は、近隣諸国との平和的な関係を維持するために盛んな交易を続けていました。交易品の中には、インド更紗・ジャワ更紗・中国の型紙による印花布などがあり、それらの影響を多大に受けて沖縄独自の「紅型」へと昇華していきました。

明治政府による廃藩置県で琉球王国は沖縄県へと変わり、王族や氏族のために染められた紅型は急速に衰退へと向かいます。

思想家・柳宗悦氏が発起人となり、日々の暮らしで使っている工芸品から「用」と「美」が結びつく魅力を見出し発信する「民藝運動」が大正〜昭和時代にかけて隆盛を究めていきます。柳は、その後人間国宝となる型絵染師の芹沢銈介とともに沖縄に出向き、紅型と出逢います。沖縄独自の型染に魅せられた柳と芹沢は当時窮困していた沖縄を救うべく多くの型紙やびんがたの作品を買い求めました。

柳らの手に渡った紅型の作品や型紙は、日本民藝館に貯蔵され、奇跡的に第二次世界大戦の戦火を逃れることとなりました。沖縄本島に残された紅型は型紙もろとも焼失してしまいます。それを知った柳たちは沖縄の紅型の復興のために無償で日本民藝館に貯蔵されていた紅型を返却しました。
琉球びんがたは、およそ500年ほど前から伝わる沖縄の伝統工芸で、南国沖縄の独特の風土から生まれた型絵の染物です。「紅型」の「紅(びん)」は色を、「型(かた)」は模様の意味を表しています。さまざまな色を使って型で染めた「紅型」は琉球王国時代の王族や貴族の衣装として着用が許された高貴なものでした。

琉球びんがたには「紅型」「藍型(イェーガタ)」「筒描き」の3種類があります。

【紅型】
紅型は、デザインした図案から型を彫り、型紙をあてて生地に糊を施したのちに色を染めていく型染です。

【藍型】

藍型は、単色で濃淡の型染です。琉球藍を用いて染めることが多く、涼しげな愛の色彩は夏物の装いに好まれます。

【筒描き】

型紙を使わず糊を搾り出しながらフリーハンドで描いていく「筒描き」と呼ばれる技法もあります。糊引き(ヌイビチ)とも呼ばれ、主に「うちくい」と呼ばれる大判の風呂敷や幕などで多く見られます。

【琉球びんがたのあゆみ】

戦後、紅型三宗家の城間栄喜氏、知念績弘氏が中心となって紅型を復活させるために動き始めます。希望を捨てず、戦後物資がない中で、型紙は海軍の地図を用いて、捨てられた口紅などを色にして染めるなどできることから紅型の再興がはじまり、のちに人間国宝・鎌倉芳太郎氏が戦前研究内容をまとめた「鎌倉ノート」が、びんがたの技術を受け継ぐ重要な資料となったのです。

幾度にも重なる困難を乗り越え、受け継がれてきた紅型。復興に携わった城間びんがた工房の14代目城間栄喜氏をつぐ15代目城間栄順氏が、今年米寿を迎えます。

紅型を受け継ぐ使命と、沖縄の自然に魅せられ、多様な図案を自由に描き続けた城間栄順氏の華麗なる額絵や掛け軸を2週間限定でGalleryはらいそにてお披露目いたします。

オンライン個展も11時よりスタートいたしますが、店舗決済が優先となりますことご了承ください。

どうぞお楽しみに。